





デカパイ義妹、襲来 アリスのスイミングレッスン
サークル:遠野えすけ
◆どんな漫画か(物語性・心理描写重視)
異国・北欧からやって来た義妹・アリスと主人公の物語。
親の再婚をきっかけに同居することになった2人は、日々の生活の中で距離が近づき、やがて後戻りできない関係へ。
本作では「夏・プール・水泳レッスン」という季節感あるシチュエーションが軸。
泳げないアリスのための練習が名目ながら、義妹の持つ無邪気さと成熟した身体的魅力が、主人公の理性を静かに崩していく。
・慣れない日本の環境で兄を頼る姿
・兄として接しつつも、抑えきれない感情
・“家族になったからこそ芽生えてしまった想い”
禁忌と情欲の間で揺れる2人の心理が、過度に露骨にならず描かれる構成が特徴。
舞台はプールからシャワールーム、そして夜のホテルへと変化し、
「罪悪感→拒めない温度→体温に溺れる」
という流れが一冊で完結する形で描かれています。
本作は前作の続編ではあるものの、導入・関係性が丁寧に描かれているため、単体でも十分に理解可能。
◆こんな人におすすめ
- 義妹×異文化少女という設定に魅力を感じる人
- コメディでなく、落ち着いた背徳ドラマとして読みたい人
- 夏/プール/競泳水着といった季節・制服フェチを楽しみたい人
- “やりとりの温度差”や“立場のズレ”を物語として追いたい人
特に、アリスの金髪×北欧系キャラデザインが好みの読者なら刺さる。
◆総評
日常の延長にある「ふたりきり」という空間を静かに焦らしながら、
身体ではなく、関係そのものが近づきすぎてしまう危うさを描いた続編。
無邪気な妹の笑顔、頼られる兄の立場、そして一線を越えてしまった夏の温度。
“幸福と禁断”が同時進行する構成は、前作を読んでいなくても伝わる完成度。
水音と体温、静かな午後の光と影。
その全てが、2人だけが共有する秘密として積み重なっていく——。
義妹ものの中でも「背徳より関係性」「露骨より心理と距離」に重きを置いた一冊です。
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