










夏日10(Cior)|レビュー
■ 基本情報
- タイトル:夏日10
- サークル:Cior
- 作画・漫画:ken-1
- 企画・原案:夜桜
- 備考:シリーズ9の続編、主人公・常盤薺(ときわ なずな)視点のエピソード
■ どんな漫画か(物語・心理描写中心)
シリーズ通して描かれてきた 薺とタケルの依存的な関係性 が、今回はより密室的・親密的に掘り下げられる一冊。
夏の一日、外界から切り離された空間で二人が“ただ一緒に過ごすだけ”の物語なのに、そこには深い愛情・甘え・支配・信頼といった複雑な感情がずっと渦巻いています。
薺はこれまで同様、タケルの心情を弄ぶような小悪魔さを見せつつも、内側には“彼を独り占めしたい”という強い執着が感じられます。
彼女の囁きや仕草は挑発的だけれど、そこには 「ずっと自分を見てほしい」 という切実さすらにじむ。
タケルもまた、そんな薺のわがままに応えながら、
「こんな関係でいいのか?」
「彼女の“強い愛情”に自分はどこまで向き合えるのか」
と揺れる内面が垣間見え、シリーズの中でもとくに 心理的な濃度が高い回 と言えます。
“ずっと二人きりで過ごすだけの一日”というシンプルな題材なのに、
密室で続く会話、時間経過による心の変化、二人だけの秘密めいた空気など、
閉じた世界の甘さと危うさ がずっと続く、濃密な物語になっています。
■ こんな人におすすめ
- 「夏日」シリーズの薺のキャラが好きな人
→ 小悪魔のような甘えと独占欲が最高潮。 - 二人の関係性の“濃さ”をじっくり味わいたい人
→ 外的なイベントが少ない分、お互いの心理が濃密。 - 密室での1日をテーマにした、閉じた世界の物語が好きな人
- 恋人同士の依存や執着を描いた作品が読みたい人
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